弁護士書籍スクエア カウンセラーのための法律相談―心理援助をささえる実践的Q&A


カウンセラーのための法律相談―心理援助をささえる実践的Q&A
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臨床的技法論
本書は現実的にぶつかる法的問題について書かれています。心理臨床の技法や理論の本はた
くさん出ていますが、法律に関する書籍は大変珍しいのではないかと思います。

本書はQ&A方式で、現実的にありえるケースを素材にして多角的に論じられています。また、
本書の対象者が法律の専門家ではないということを念頭において、平易な文章で書かれていま
す。ただ、それでも法律の専門用語は出てくるし、法学的な回りくどい言い回しなどがあり、
何度か読み直さないと理解し難いところはありますが。

そして、本書を読んで思うのは、当初はインフォームドコンセントをすることや、契約は書面
に残すことなどは、法的な争いにならないため、もしくは法的争いになった時に勝つ為だと思
っていたところはあります。しかし、これらを突き詰めていくと、そのようなことをするのは
単に法的争いに勝つ為ではなく、そうすることがクライエントの福祉と利益につながるもので
あることが分かります。例えば、プライバシーを守らないと訴訟を起こされるという考えだけ
ではなく、プライバシーを守ることがクライエントの為になるということです。そういう観点
から読み直すと、これは法律の本でありながら、きわめて臨床的な示唆に富む本であるとも言
えます。

最後の方の総論の章では、法律と倫理の違いや、外から押し付けられる倫理と各カウンセラー
の内面から沸き起こる倫理との違いなども説明されていました。それを読みつつ、日本臨床心
理士会の倫理綱領を読むと、これらは守らなければ罰せられるという意味ではなく、これらを
守ることはクライエントの利益に直結することばかりが書かれているように思いました。すな
わち、倫理綱領は倫理についてのものではなく、きわめて臨床的な技法論だったのかもしれま
せん。






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